★祖母との日々…091024
叔母が友人と出掛けるとのことで、
一日祖母とお留守番をしました。
叔母が出掛けてから、1時間半程、お茶を淹れるのも忘れる程、
祖母はずっと話して来ました。
「ああ、普段、話を聴いてくれる人がいないんだな」と思い、
しっかり聴くことに集中しました。
話の中で、「ここ(頭)が少しボケてると思って
相手にしてくれない。」と叔母のことを言っていました。
それがわかっている祖母は
完全に認知症という訳ではないなと思います。
祖母は、割と叔母に気を遣っていて、きっとそういうのが、
ハリというか元気の源なのかなと思いました。
叔母も伯母も私の母も、物凄くおしゃべりです。
母は少しそうでもなくなりましたが、
誰も祖母に話なんかさせない勢いです(酷い)。
だからこそ、私が話を聴いてあげることで、
祖母の抱えているストレスを軽減してあげたいと思っています。
祖母が大好きな「故郷を離るる歌」の歌詞を見せたところ、
一緒に歌ってくれました。
祖母は出だしの「園のさゆり」と、この曲のことを言います。
「ああ、「園のさゆり」は歌った。田舎でも都会でも、
皆、歌ったんじゃないかな。」と感慨に浸っていました。
女学校だったからかもしれませんが、お嫁に行って、
故郷を離れるということに重ねて歌う曲なのだと思います。
その「園のさゆり」を歌い終えたと思ったら、
祖母は歌詞をしみじみ見つめて、
「こういうの久しぶりだ。生活に追われてて。
生活に追われてるって程ではないけど。」と言うので、
2人で笑ってしまいました。
祖母は食器の後片付けとお庭のお手入れを
主に担当しています。
「自分の出来ることは自分できちんとやっているつもり。
つもりだけどね。」なんて、言ってくれます。
「食器洗いも、「あの人に頼んだら、あら、
落ちてないわあ」なんて言われないように、
ゆっくりでも、きちんと洗うようにしている。」と
心がけを自負している辺り、本当にしっかりしています。
「コロッと死にたいけど、
こればっかりはどうしようもないからね(笑)
自殺するという訳にも行かないし。」
「長生きして、皆に迷惑掛けてると思うけど、
皆に優しくしてもらって、本当に、ありがとうだ。」と、
祖母は思わず涙をほろりと流していました。
そんな祖母を見ていると、私も胸が切なくなります。
祖母はこんなに皆に気を遣っているのだから、
私も優しさで応えようと改めて誓うことにしました。
今回の新しい話は、
「母親の実家の裏になっている柿を取ろうとしたら、
渋柿だと止められた(笑)」という内容でした。初耳です。
他にも、「えーっと、あの男の子達(祖母の家で働いていた)は
…えーっと、どうしたっけ?」と、
何かエピソードを思い出そうとしてくれて、
ああ、記憶を辿ろうとするのは、脳が活性化して
いいことだなと思いました。
昼食は散歩の後に、喫茶店で取ることにしました。
祖母は「私、こんなに食べられない!」と言っていながら、
喫茶店でハヤシライスセット、完食(笑)。
祖母の「食べられない」は「食べられる」のことが多いです。
いろいろな物を見て、刺激になるように、
コンビニにも入りました。
「いろいろあるんだねえ~」と言って、
スウィーツの売り場の前に立ち止まっているので、
「おばあちゃん、何か買って食べる?」と言ったところ、
「私の分はいいんだよ!!」と相変わらずの
遠慮癖とツンデレ(笑)でした。
私が食べないと祖母は遠慮して食べないので、
小さなカップケーキを2つ買うことにしました。
また、祖母はお酒が飲めるので、
毎晩、日本酒を飲んでいるのですが、
私がその日本酒のありかを知らなかったので、
酒屋さんで、2人分、何かを買おうと思いました。
そうするとやはり祖母は「私の分はいいんですよ!!
あなた、買いなさい!!」と物凄い遠慮ぶり。
「こんなにあると迷っちゃうんだよねえ。
どっちにしようかなあ。」と私が迷っていたところ、
横からひょいと、「私はこっち。」としっかり、
キリン氷結アペリティフ(白ぶどう&レモン)を指差したので、
もちろん2缶買うことにしました。(私は赤ぶどう&レモン)
きっと祖母は、変わったものも飲んでみたかったと思うので、
買えてよかったです(飲みたいんだか遠慮してるんだか/笑)
その後、家に帰って、コーヒーを淹れて、
カップケーキを食べました。
机の上に「東京下町さんぽ」という雑誌を置いておいたところ、
祖母は興味を持ったらしく、
「へえ、こんな本もあるんだねえ」とパラパラとめくっていました。
「東京下町さんぽ」と表紙に大きな字で
書いてあったのがよかったようです。
また、内容も、祖母がそれなりに知っているところが
載っていたのがよかったのでしょう。
これからも、祖母が興味を持ってくれそうな本を
持って行こうと思いました。
叔母は遅くなる予定だったので、持って来た315ピースの
ジグソーパズルに取り組んでみることにしました。
祖母は最初は「何だか全然わかんない」と
言っていたのですが、少しずつ組み上がって来ると、
意味をわかってくれたようでした。
祖母はとりあえず今回は傍観
(あ、色ごとに分けてはくれました)で終わりましたが、
来月の旅行には100ピース前後の
ジグソーパズルを用意してあるので、
予行演習(予備知識)くらいにはなったかな?と思いました。
5時30分頃になって、私が喉が渇いたので、
「お茶を飲みたい」と祖母に頼んだところ、
「お茶飲みたい?何が飲みたい?」と祖母が聞くので
「?」と思いながらも「うん、お茶がいいな」と
言ったところ、「もっと他のものがいいんじゃないの?」と
言うので、「え?他のもの?コーヒーでもいいけど??」と
答えていたところ、祖母は夕食の時間が近くなったので、
「飲み物、美味しいもの、何でも。
お茶って訳にも、行かない…。」とお酒を出そうとして
探してくれていたようでした。
私がお酒を飲めるのを覚えてくれていたということですし、
そうやって、気を遣ってくれて、それもいいことですし、
とても嬉しく思いました。
その後、私も日本酒探しに参加したのですが、
結局見つかりませんでした。
という訳で、氷結アペリティフを2缶買ったのは正解でした。
6時になって、夕食を取ることにしました。
祖母には中華弁当を買ったのですが、
一部、おかずが硬かったようなので、
「ああ、ハンバーグ弁当にすればよかった…」と
配慮のなさを悔みました。
「私、田舎者だから塩辛いものが好きなんだ。」と
祖母が言うので「あ、味付けも意外と薄味なんだな」と
これもわからなかったこととは言え、残念に思いました。
でも、それなりに祖母は食べてくれて、自分で選んだ(笑)
氷結アペリティフ白ぶどう&レモンは
「美味しい」と楽しんでくれました。
夕食の時も、アルコール4%が程良かったのか、
昔のこと等をよく話してくれました。
祖母は「東京下町さんぽ」を見ながら、
「私は田舎者だから、行ったことには行ったけど、銀座とかは、
似合わない。」なんて言うので、
「おばあちゃんはお洒落で綺麗だからピッタリだよ!」と
素直に思ったところを言ったところ、ニコォッと笑ってくれました。
祖母はとても美しい人なのですが、継母に育てられたせいか、
言動は割と荒っぽい感じがします。
見た目とちょっとずれているというか。
でも、とても美しいことは確かです。
その後、夕食を終えると、叔母と従兄弟が帰って来たので、
挨拶をして、私はお暇することにしました。
叔母はとてもすまなさそうにするのですが、
私は遠慮癖は難しいと思いつつも、祖母のことが大好きです。
父方の祖父母にあまり優しく出来なかった分を
どこか償うつもりで、母方の祖母の話を聴いているつもりです。
若い頃は祖父母の気持ちはわからないんですよね。。。
祖母、母と行く、来月の旅行も楽しみです・‥…━━★
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